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Archive for 9月, 2011

Started at Salesforce.com

9月15日付けでSalesforce.comに入社しました。

force.comをはじめとするプラットフォーム製品群の啓蒙活動とエンジニアリングを担当します。とりわけ、あらゆるISVの皆様にSalesforce.comが提供するプラットフォーム上で多くのアプリケーションを展開していただき、Salesforce.comのプラットフォームを真のプラットフォーム、つまりデファクトスタンダードにしていくことが私のミッションだと考えています。

Salesforce.comは言わずとしれたクリックだけで多くの開発作業を行えるアプリケーション開発/提供プラットフォームのforce.comをはじめ、Ruby, Java, Node.js, Clojureの開発/提供プラットフォームのHeroku、Public or Private等アクセス元を選ばず、どこからでも整合性をもったデータにアクセス可能な統合データベース:database.com、クラウドから必要な個人データをスムーズに手に入れることができるdata.com、企業のコミュニケーションをSocialに変えていくChatter、Social Mediaでの活動をモニターして傾向分析を行うRadian6といった多種多様な製品を提供しています。(一部日本では未提供の製品あり)

そしてこれらの製品群に共通しているのが、クラウド型の提供形態であり、プラットフォームというものを意識しており、さらについ先日開催された年次最大のイベントであるDreamforceでも色濃かったようにSocial、それもSocial Enterpriseという新しいコンセプトを踏襲しているところだと思います。

私はこれらのコンセプトとそれを広めていくこのポジションに強い魅力を感じ、Salesforce.comへ入社するはこびとなりました。

私は最近「プラットフォーム」というものがつくづく重要であると感じています。これは単にPaaSといったものを意味しているのではなく、より実質的な意味でのプラットフォームです。例えばEmailは非常にトラディショナルなプロトコルの上に成り立っており、ユーザーからすれば今も昔もEmailアプリーションという認識だと思いますが、Emailは実質的に情報交換の「プラットフォーム」になっています。単なるプロトコルであり、アプリケーションであるEmailをプラットフォームたらしめているのはその利用ユーザ数以外のなにものでもないでしょう。皆が使っている。このことがあるプロトコル、ソフトウェア、サービスをプラットフォームというように認知させます。Emailよりもモダンで勢いのあるプラットフォームがFacebookでしょう。はじまりはとあるWebサービスですが、今や情報交換、広告など、一般ユーザとエンタープライズ双方において様々なアクティビティのプラットフォームになっています。

私はSalesforce.comの製品群をこのようなプラットフォームにしたい、そう考えています。大それたゴールであり、入社したばかりの人間がこんなことを言うのはお恥ずかしい限りで社内のエキスパート達の目が痛い、という感じですが、これまで通り我が道を強引に走っていこうと思います。

これまで私はサーバ仮想化、ストレージ、データベースといったまさにド基盤な路線を歩んできました。なので今回の選択はちょっと意外、と思われた知人も少なくありませんでした。ただし私はDemo Developerとしての顔も持っており(何だそれは)、全く畑が違うところに行くわけではありません。それに基盤の知識も顧客視点でSalesforce.comのサービスをアセスする際にもちろん重要になってきます。なにより、面白いと思ったものがあったなら自分を広げてみる、という選択も決して悪くないなと思うのです。Steve Jobsの言葉を借りれば、

“You can only connect the dots looking backward. You have to trust in something, it will give you the confidence to follow your heart.” by Steve Jobs

*ちょっとアレンジしてます。

これから全力でこのチャレンジに向かっていきます。

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Written by 中嶋 一樹

9月 17th, 2011 at 6:37 pm

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My Last Day in Oracle.

本日、9月14日をもって日本オラクルを退職することになりました。

私は元々前職でXenに携わっていたということもありOracle VMの立ち上げメンバーとして日本オラクルに入社しました。その後次第にデータベース、ストレージといった社内でいうところのテクノロジー製品全般にカバレージを拡げて啓蒙活動をおこなってきました。

私が日本オラクル在籍中に最も時間を費やしたのは「いかにして顧客の利益と自社の利益を同時に最大化するか」というチャレンジでした。恐らく外資系ベンダーというのは自社の利益を最大化させることに極めてアグレッシブな会社だと思います。自社の利益を追求するのは企業としての基本的な営みであり、欠かせない視点だと思います。ただし私には提案活動で最も重要な視点は常に「顧客指向」だという理念があります。

以前Twitterにも同じ旨を発言しましたが、一般に営業は前者を考えるのが得意でエンジニアは後者を考えるのが得意だと思います。しかし前者だけでは押し売りになり、後者だけでは企業経営が成り立たない。なのでこの2つを同時に叶える提案が不可欠。顧客の利益を最大化する提案で、かつ、自社の利益を最大化する提案。それを考えることが自分のミッションであり、それがまさにセールスシナリオというものだと考えています。

私の考える磨かれたセールスシナリオというのは、顧客にとってベストなものを提案し、それが何故ベストなのかを全てにおいて説明できるものであり、同時に競合をできる限り排除して自社の利益を最大化するものです。ベストであることを証明するにはその分野のテクノロジーと競合情報に関して深いインサイトが必要になり、最終的にシナリオという一本の理論を形成するにはイマジネーションが必要になります。私はこのセールスシナリオ作成という作業に心血を注いできました。

ORACLEという会社は極めて多くの、そして先進の製品を開発し提供している会社であり、それが故に埋没している製品や、より良いメッセージ、用法が見いだせる製品が潜在しています。その中でセールスシナリオを作成する作業は会社にとって重要であり、そして私にとってエキサイティングでした。

しかしながら今回、今以上にこの活動を集中し、より大きな結果を作り出して行きたいと考えるにあたり、新しい環境に移ることを決意しました。タフな決断ではありましたが、熟慮の末、この選択が必要なことであり、ベストであると信じています。

日本オラクルで一番わがままな男、などという異名をとりながらも、そのわがままを受け入れ続けてくれたマネジメントの方々に御礼申し上げます。毎週毎週わがままや謎の提案を繰り返しおこなうこんなにも厄介な人間でしたが、懲りずに耳を傾けていただき感謝しています。本当に有難うございました。

最後に、一緒に働いたみんなにとても感謝しているということを言わせてください。

セールスシナリオを作成するという活動にあたって、私は多くのエキスパートに支えられてきました。Storage GRID構成における性能測定、障害試験。Recovery Manager、Flashback、Data Guardを使ったバックアップ/リカバリ検証。Real Application Clustersでのデータベースクラウド検証。いつもエキスパートが検証作業に手を差し伸べてくれました。私がセミナーでお話してきたプレゼンテーション、デモンストレーション、そしてその反響は彼らの力がなくては完成し得ないものでした。多くの仲間に恵まれて、私は本当に幸運でした。

また、退職するにあたり有志のメンバーが集まってくれたとき、自分には支えてくれていた人達、仲間がこんなにもいたんだ、とあらためて感じ、感動しました。

みんなが開いてくれたパーティ、集まってくれた人達、かけてくれた言葉、贈ってくれたプレゼント、決して忘れません。

みんな、本当にありがとう。いってきます。

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Written by 中嶋 一樹

9月 14th, 2011 at 12:09 pm

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