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Oracle 11g R2に最適化したOEL 5.4 VMテンプレート

Oracle Enterprise Linux 5.4 x86_64 PVMのVMテンプレートを作成しました。

Oracle_Enterprise_Linux_5u4_64_for_11gR2.tar.bz2

このテンプレートにはOSしか入っていません。が!少しいじってあります。一番のカスタマイズは次の点です。

  • Oracle 11g R2がすぐにインストールできる

11g R2とは、Grid InfrastructureとDatabaseのことです。Storage GRIDでキーポイントとなるASMはGrid Infrastructureをインストールすることで使えるようになります。

  • このテンプレートをダウンロードしてVM Server上で起動する
  • Grid InfrastructureをOTNからダウンロードして先ほど起動したVMにインストールする

としていただくことでASMが利用可能になります。ASMが使えるということは11gR2から追加されたACFS(ASM Cluster Filesystem)も使えます。ちなみにACFSとはこういうものです。

  • クラスターファイルシステム
  • 物理ディスクまたはLUN -> DISKGROUP -> ボリューム -> ファイルシステムというアーキテクチャ
  • 動的にファイルシステムサイズを変更可能
  • 動的に物理ディスクを追加/削除することが可能
  • ディスク構成が変更されるとデータの再配置(リバランス)を行う
  • データの冗長性を選択できる[冗長化なし | 2重化 | 3重化] 2重冗長以上であればディスクが壊れてもオンラインで運用継続
  • スナップショット機能装備

現在これらの機能を全て備えたファイルシステムはACFSだけでしょう。まだあまり名前が売れてないのですが、結構すごいファイルシステムなのです。

通常11gR2のGrid InfrastructureやDatabaseをインストールするには追加のパッケージをインストールしたりカーネルパラメータをいじったりntpの設定ファイルを編集したりudevのルールファイルを編集したりしなきゃいけないわけですが、このテンプレートを使えば11g R2の前提条件チェックを一発でパスします。というわけでこれからASM、ACFSを触ってみたい!とかいう方にお薦めです。(本当はGrid Infrastructureのインストーラもテンプレートに含めておきたいのですが、そこはソフトウェアの配布規約上不可でした。無念)

使い方は以下の通り。

  • VM Serverの/OVS/seed_pool以下にテンプレートをダウンロードし、展開する
  • VM Managerからインポートする
  • VM Managerでこのテンプレートから仮想マシンを作成する
  • 仮想マシンを起動する(初回起動時にIPアドレス2つといくつかのネットワーク設定を入力します)
  • Grid Infrastructureをダウンロードしてインストールする(runInstaller.shを実行するだけ。事前の環境設定は必要なし。)

VM Manager使うのが面倒な人はテンプレートを/OVS/running_pool以下に保存して展開し、vm.cfgのdiskパスだけseed_poolからrunning_poolに変えていただければxm create vm.cfgでそのまま起動可能です。ただしNICが2個あることが前提のネットワーク設定になっているのでVM ServerにNICが一つしかない場合にはbridge=xenbr1の方のVIF設定を削除する必要があります。

このテンプレートは他にも地味にいくつかカスタムしてあります。rlwrapがインストールされていてoracleユーザの.bashrcにalias sqlplus=’rlwrap sqlplus’と勝手に入れてあったり、とか。4GByte程あるのでダウンロードにそこそこ時間がかかると思いますが、ASM、ACFSを試してみたい方は是非どうぞ。

*ちなみに解凍後のサイズは20Gbyte強になります。rootのパスワードは’oracle’です。

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Written by 中嶋 一樹

3月 11th, 2010 at 11:03 pm

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