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Archive for the ‘acfs’ tag

Oracle Database 11.2.0.2公開 ACFSの新機能を少し紹介

ひっそりとOracle Database 11.2.0.2が公開されました。ひっそりと公開している割には新機能が結構あります。Databaseに連動してASM/ACFSが含まれるGrid Infrastructureもアップデートされています。特にACFSの新機能について独断と偏見で選んだ目玉を3つ紹介します。

  • 暗号化

ACFSに格納するデータをリアルタイムに暗号化します。

  • レプリケーション

リモートのACFSにデータを非同期レプリケートします。Data GuardのようにTransaction LogならぬReplication Logを転送することでレプリケーションを実現しています。レプリケートは手動で止めたり、再開したりできます。ただ、暗号化とは併用できないのでご注意を。

  • Solaris対応

ついにSolarisにもACFSがキマシタ。ZFSが超イケてるファイルシステムなのは言うまでもないですがACFSが使えるようになったことで、複数のSolarisノード間でクラスターファイルシステムが構成できるようになり、分散ストレージ環境(Storage GRID)でのデータの共有が簡単に実現できます。

*理論的にはローカルHDD/SSDをZFSからiSCSIでエクスポートして、相互にiSCSIログインしてそれをASMのDISKGROUPとすればストレージ無しで冗長性のあるクラスターファイルシステムを構成するというワケのわからない構成も可能かも。でも相互依存が強過ぎてリブートとかできなくなるのでやめときましょう。

*そういうことをするときはVMでストレージノードとサーバノードを分けるのがオススメです。サポート云々は抜きにして。

新機能の完全なリストと使い方はこちら。

What’s new in Oracle Automatic Storage Management ?

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Written by 中嶋 一樹

9月 14th, 2010 at 10:41 pm

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ACFSのスナップショットで日次バックアップ & 差分レプリケーション

ACFSにはスナップショット機能が実装されています。

例えば、/u01/acfsにACFSファイルシステムがマウントされている場合下記のようにしてスナップショットを取得することができます。

[root@guest]# acfsutil snap create `date +%Y%m%d` /u01/acfs

スナップショットは/u01/acfs/.ACFS/snaps/YYYYmmdd以下に作成されます。これは通常のディレクトリ/ファイルとしてlsやcatなどで中身を確認することができます。バックアップの中身がすぐに確認できちゃう、というのは便利ですよね。

ただ、これだけだとあくまでもスナップショットによる論理バックアップです。ファイルシステムの改ざんやミスオペレーション時の復旧は可能ですが、RAID損傷等の物理的な障害時には機能しないバックアップです。物理的な障害時にもバックアップできるように異なるH/W間でレプリケーションさせておくことが考えられます。現時点での最新リリースGrid Infrastructure 11.2.0.1にはレプリケーション機能は実装されていません。

ACFSはGrid Infrastructureに含まれます

ということで伝統的なrsyncを使ってACFSスナップショットからリモートホストへ差分レプリケーションを実現するワンライナーを紹介しておきます。

[root@guest]# rsync -ave ssh --delete --exclude='.ACFS' --exclude='lost+found'  /u01/acfs/.ACFS/snaps/`date +%Y%m%d`/  [バックアップサーバのユーザ名]@[バックアップサーバのIP]:[ディレクトリ]

これで先ほど取得したスナップショットの内容をリモートホストに複製(レプリケート)することができます。初回実行時にはまだリモートホスト側にデータがまったく存在しないのでフルレプリケーションになりますが、次回からはレプリケート済みのデータと今回転送するデータとの差分のみが転送されます。また、リモート側には存在するがもうオリジナルには存在しないデータはリモート側から削除されます。つまりオリジナルの最新スナップショットとリモートの複製は一日毎に同期することになります。

なので先ほどのACFSスナップショットのコマンドとrsyncのレプリケーションコマンドをcronに登録しておけば日次でスナップショットを取得して論理障害に備えつつ、リモートホストにバックアップを複製して物理障害に備えることができます。

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Written by 中嶋 一樹

8月 10th, 2010 at 2:20 pm

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Oracle 11g R2に最適化したOEL 5.4 VMテンプレート

Oracle Enterprise Linux 5.4 x86_64 PVMのVMテンプレートを作成しました。

Oracle_Enterprise_Linux_5u4_64_for_11gR2.tar.bz2

このテンプレートにはOSしか入っていません。が!少しいじってあります。一番のカスタマイズは次の点です。

  • Oracle 11g R2がすぐにインストールできる

11g R2とは、Grid InfrastructureとDatabaseのことです。Storage GRIDでキーポイントとなるASMはGrid Infrastructureをインストールすることで使えるようになります。

  • このテンプレートをダウンロードしてVM Server上で起動する
  • Grid InfrastructureをOTNからダウンロードして先ほど起動したVMにインストールする

としていただくことでASMが利用可能になります。ASMが使えるということは11gR2から追加されたACFS(ASM Cluster Filesystem)も使えます。ちなみにACFSとはこういうものです。

  • クラスターファイルシステム
  • 物理ディスクまたはLUN -> DISKGROUP -> ボリューム -> ファイルシステムというアーキテクチャ
  • 動的にファイルシステムサイズを変更可能
  • 動的に物理ディスクを追加/削除することが可能
  • ディスク構成が変更されるとデータの再配置(リバランス)を行う
  • データの冗長性を選択できる[冗長化なし | 2重化 | 3重化] 2重冗長以上であればディスクが壊れてもオンラインで運用継続
  • スナップショット機能装備

現在これらの機能を全て備えたファイルシステムはACFSだけでしょう。まだあまり名前が売れてないのですが、結構すごいファイルシステムなのです。

通常11gR2のGrid InfrastructureやDatabaseをインストールするには追加のパッケージをインストールしたりカーネルパラメータをいじったりntpの設定ファイルを編集したりudevのルールファイルを編集したりしなきゃいけないわけですが、このテンプレートを使えば11g R2の前提条件チェックを一発でパスします。というわけでこれからASM、ACFSを触ってみたい!とかいう方にお薦めです。(本当はGrid Infrastructureのインストーラもテンプレートに含めておきたいのですが、そこはソフトウェアの配布規約上不可でした。無念)

使い方は以下の通り。

  • VM Serverの/OVS/seed_pool以下にテンプレートをダウンロードし、展開する
  • VM Managerからインポートする
  • VM Managerでこのテンプレートから仮想マシンを作成する
  • 仮想マシンを起動する(初回起動時にIPアドレス2つといくつかのネットワーク設定を入力します)
  • Grid Infrastructureをダウンロードしてインストールする(runInstaller.shを実行するだけ。事前の環境設定は必要なし。)

VM Manager使うのが面倒な人はテンプレートを/OVS/running_pool以下に保存して展開し、vm.cfgのdiskパスだけseed_poolからrunning_poolに変えていただければxm create vm.cfgでそのまま起動可能です。ただしNICが2個あることが前提のネットワーク設定になっているのでVM ServerにNICが一つしかない場合にはbridge=xenbr1の方のVIF設定を削除する必要があります。

このテンプレートは他にも地味にいくつかカスタムしてあります。rlwrapがインストールされていてoracleユーザの.bashrcにalias sqlplus=’rlwrap sqlplus’と勝手に入れてあったり、とか。4GByte程あるのでダウンロードにそこそこ時間がかかると思いますが、ASM、ACFSを試してみたい方は是非どうぞ。

*ちなみに解凍後のサイズは20Gbyte強になります。rootのパスワードは’oracle’です。

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Written by 中嶋 一樹

3月 11th, 2010 at 11:03 pm

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