Archive for the ‘socialmedia’ tag
Twitterについて今、ふと思うこと。
僕がTwitterのアカウントを作成したのは確か2007年の春頃。比較的早くからサービスに触れていた方だと思います。といっても当初は試しに「今、皿を洗った。」とかつぶやいてみて、一体何が面白いんだこのサービスは?と瞬時に放置した記憶があります。はてブ等のソーシャルブックマークとかも同じようなスタートを切ったように記憶しています。
しかし今ふとこの2年を思い返せばTwitterは僕の仕事や人生に大きな影響を与えたと感じます。
Twitterをはじめとするソーシャルネットワークによってこの2年間、情報を入手するプロセスがキュレーションという言葉に表されるように変化し、また自分の考えを#タグというStreamに乗せてあたかもTVコマーシャルのように彼方まで送り出すことができるようになり、さらにFollowerやRTによって情報は増幅され自分のTweetも再帰的に大きな発信力を持つようになりました。そしてその情報のInput/Outputを繰り返す中で多くの人と出会いました。
考えてみると今自分がここにいる過程にはTwitterで発信したあの発言、入手したあの情報、あの会話、出会ったあの人達がマイルストーンとして存在します。一見Twitterとは関係なさそうなあの人も、実はTwitterが契機となって出会ったあの人に紹介したもらった、とかいうのがポロポロ出てくる。今、自分の身の回りにいる人、ある物、状況、よくよく考えれば直接的、間接的にTwitterの影響がそこら中に確認されます。
Twitterがなければ随分違う今になっていただろうと思います。それはそれですが、Twitterの影響を受けた今の自分のシチュエーション、僕はとても幸せです。
Twitterサービスのスペックは驚くほど単純なもので、スペック的にはそこにブレークスルーはないように思えます。しかしサービスは単純であっても、それが生活やビジネスを大きく変える可能性がある。発明(テクノロジー、アプリケーション、サービス)は最終的な価値(何かを劇的に変え豊かさを生み出すこと)に紐づくまでいくつかのホップがあると思います。ものによってはそれなりのホップ数を数えることもあるでしょう。僕はこの発明 => ホップ => 価値をイメージできる人間がビジョナリーであり、人に伝えて心を動かすことができるのがエバンジェリストだと思います。
僕はこのエバンジェリストという仕事をとても気に入っています。:)
いくつかのソーシャルメディアを調べはじめて思ったこと(特にPosterous)
Blog, twitter, Fackbook, friendfeed, Tumblr, Posterous… ここ数週間、いろんなソーシャルメディアについて調べ、実際にアカウントを作って試用しています。試行錯誤しているのでいろんなところにいろんな情報をアップロードさせているため、現在は混沌としている状態です。特にfriendfeedを見てくれている人、すみません。
これらのソーシャルメディアツールの中には機能が似通ったものがあります。TumblrとPosterousがいい例です。どちらも長文を自分で書いてアップするというより、他のサイトからの引用や、写真、動画をどんどんアップロードできるようにできています。twitterとBlogもある意味では似通った媒体です。どちらも個人が基本的には文章を発信するものであり、明確に違うのはtwitterには140文字制限があるところ。
似通ったものがあるところで整然としたツールの使い分けを行うには棲み分けが必要だと感じます。機能を深く知ることで棲み分けが明確になってくる場合もあると思います。なのでどこに違いがあるのかを「機能」という観点で調べ、それを理解したあとにどのような使い方、使い分けがあるかを模索します。これは楽しくもありますがそこそこタフな作業でもあります。暇人でないとできません。
一方、今日PosterousのFounderであるSachine Agarwal氏のインタビュー記事を読み、開発者がそのサービスを作った経緯を知ることはそのツールを理解する上でとても大きなヒントになると感じました。
彼は元々自分が理想とするBloggingスタイルを実現するためにPosterousを作ったと語っています。そういうモチベーションは開発者にはありがちだと思いますが、しかしつまりはそういうことなのです。彼が既存のツールでどのような不満を感じていたかを共有すればPosterousのことがとてもよく理解でき、なぜか愛着までわきます。
現在、インターネット上には写真を公開するのに適したWebサイト、動画を公開するのに適したWebサイト、Blogを書くのに適したWebサイトがある。ウチの母ちゃんに全部理解させるのは相当難しい話です。
=> Posterousはすべてのメディアをメールで送るだけで魔法のようにそれらを整理して公開する
家族で近況を共有するための仕組みはとてもニーズが高いと考えられるけど、どのサイトも、どんなに簡単なアカウント作成でも父ちゃん母ちゃんには難しい。これはぼくもグループウェアを自作したときに痛感しました。友人でさえアカウントの作り方がわからないという人が何人もいました。
=> Posterousをみんなで使うには、言い出しっぺがみんなのメールアドレスをサイトに登録するだけ。アカウント作成は必要なし。みんな、post@xxxxx.posterous.comにメールするだけ。
Blogについて言えば長いテキストを書かなければという強迫観念から挫折するユーザが多い。
=> Posterousはそもそもブログ、という用途に限ったものではなく、写真、動画の単発アップロードや他記事の引用をコンテンツとすることがcommon senseとなっている。なので変なプレッシャーがない。
機能という切り口から模索するとなかなか糸口がつかめませんでしたが、作った本人の考えるユースケースを聞けばすぐにひらめきました。ウチの両親や兄弟にも、「メール、今度からpost@nkjm.posterous.comに送ってくれる?」と伝えるだけで中嶋家のLifestreamが出来上がること請け合いです(実際には英語サイトなので両親がこのサイトを見るとちょっと違和感あるかもだけど)。最初は「ん?基本メールでアップロード?なんだかレガシーだなオイ」と思ってたけどそうではなかったのです。
いままでどんなサービスでもこんなことはできなかった。Posterousっていいかも、と思うわけです。
社内で行ったソーシャルメディア勉強会の資料を公開
社内で行ったソーシャルメディア勉強会の資料を公開しました。
2009_08_21-ソーシャルメディア勉強会(外部公開用).pdf
アジェンダ
- friendfeed
- アンテナを広げよう
- ディスカッション
よければどうぞ!
friendfeed
今更ですが僕のfriendfeedをご紹介します、よければご購読ください。
Blog(ココ), twitter, flickr, はてブでのアクティビティがこのフィードに集約されます。今後他にWebサービスを新しく使用しはじめたとしてもこのフィードを購読していればその新しいサービスも自動的に追跡対象となります。