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すごいアンケート2の新機能
すごいアンケート2の新しいバージョンがリリースされました。パッケージインストールURLはこちらです。今回のバージョンアップで搭載された新機能をご紹介します。
各ゲスト専用のアンケート回答URL
各ゲスト毎に専用のアンケートURLが生成されるようになりました。このURLからアンケートページにアクセスすると、名前・Email等ゲスト情報に関する質問は自動的に隠されます。ゲストは自身の情報を入力する必要がなくなりますが、回答は自動的に対象ゲストに紐づけられます。
このURLはゲストタブで各ゲストをクリックして表示されるゲストの詳細画面で確認できます。あわせて、メールで各ゲストにアンケートURLを送信する機能ではこのゲスト専用のURLが送信されます。
ゲスト登録ページ
ゲストが各アンケートに事前にサインアップするページを用意しました。これはイベント等で事前にサインアップがおこなわれる場合に利用することができる簡易なゲスト登録機能です。名前やEmailといった個人情報に加えてサインアップ時に収集しておきたい情報を事前アンケートとして同時に収集することができます。
インストール時のセットアップガイドをパッケージに同梱
すごいアンケートはインストール後にサイトの設定、権限セットの割り当てというセットアップが必要ですが、これをスムースにおこなえるような初期セットアップ画面を用意しました。インストール後にアプリにアクセスすると自動的にこのセットアップ画面が表示されます。別途マニュアルをダウンロードせずともアプリの中で必要なセットアップを確認して実施することができます。
ゲストから取引先および取引先責任者を作成するボタン
ゲスト情報から取引先および取引先責任者を自動的に作成する機能を追加しました。完全名称一致の既存取引先がある場合はその取引先の配下に取引先責任者が作成されます。また、取引先責任者がすでに存在するゲストは右上に取引先責任者へのリンクが表示されます。
新しいアンケート編集ページ
アンケート編集ページがより直感的なUIとなりました。最終的に公開されるアンケートページとほぼ同じUIですので仕上がりを容易にイメージすることができます。
ブランド設定
アンケートページにロゴを表示することができるようになりました。
加えていくつかの不具合が修正されています。
- アンケートのプロパティで日付が正しく表示されない。
- インストール後の初期設定ページが正しく表示されない。
- ゲストが取引先責任者に紐づかない。
また、今回のバージョンからアンケートのURLが変更になっています。以前までのアンケートURL(旧URL)は、今回のバージョンでは後方互換性のために利用できるようになっていますが、次のバージョンでは利用できなくなる予定です。ご注意ください。
*アンケートURLは今回の変更でかなり長くなっているので、近々URL Shortnerを組み込むようなことを考えています。
デモ環境はこちらのアプリ紹介ページより「テストドライブを利用」をクリックするとアクセスできます。
Enjoy!
すごいアンケートの仕様変更と機能追加
すごいアンケートv4.1 – 1.44を公開しました。このバージョンでは下記の拡張をおこないました。
アンケートサイトのアンケート一覧の表示・非表示が切り替え可能に
従来のバージョンでは常に現在オープンしているアンケートリストが表示されていましたが、今回のバージョンからデフォルトでは指定したアンケート以外表示されないように変更されました。
ただし、カスタム設定の「アンケートサイトにアンケートリストを表示」にチェックを入れると、アンケートサイトの右上に「他のアンケート」ボタンが表示され、このボタンをクリックするとモーダルウィンドウでオープンしているアンケートリストが表示され、選択することができるようになります。また、アンケートIDを指定しなかった場合には、最初にアンケートリストが表示されます。
質問に「回答必須」を設定できるように
アンケートは各質問ごとに「回答必須」を設定できるようになりました。回答必須のアンケートにはわかりやすく「必須」のタグが表示されます。
回答数の増大による不具合の解消
従来のバージョンではアンケートの回答が一定以上増えると、アンケートサイトまたはレポート画面ですべてのレコードを表示できなくなる不具合がありましたがこれを解消しました。
すごいアンケートへの機能追加「ゲストが取引先責任者と自動リンク」
すごいアンケートにゲストを取引先責任者と自動でリンクする機能を追加しました。
ゲストとはイベントに参加し、アンケートに回答する人です。そのゲストレコードは下記のタイミングで作成されます。
- 管理者がCSVファイルからインポートしたとき
- 管理者が一人づつ登録したとき
- 登録されていない人がアンケートに回答したとき
特に、「3」の登録されていない人がアンケートに回答するケースでは、その人が誰なのかEmail以外に判断するすべがありません。
今回の追加した機能では、ゲストのEmailアドレスをもとに該当する取引先責任者をスキャンし、合致するものがあればリンクさせます。リンクされると下記のことが実行されます。
- 取引先責任者の情報で、ゲストの情報を自動補完・入力します。
- そのゲスト(=取引先責任者)がイベントに参加することがChatterフィードに流れます。これによって、その取引先責任者または取引先をフォローしているユーザーは、自身の顧客がイベントに参加するという情報を入手することができます。
- そのゲスト(=取引先責任者)がアンケートに回答したら、その回答へのリンクがChatterフィードに流れます。これによって、その取引先責任者または取引先をフォローしているユーザーは、自身の顧客のイベントへのフィードバックを入手することができます。
通知は取引先責任者と取引先のレコードフィードに流すことができ、イベント毎にどちらのフィード(または両方)に流すか設定できます。
既存のすごいアンケートをアップグレードした場合、上図の「Chatter設定」セクションは自動では追加されません。設定->作成->オブジェクト->イベントをクリックし、ページレイアウトを編集して「Chatter設定」セクションを追加し、「取引先のレコードフィードフィードにゲストの活動を投稿」および「取引先責任者のレコードフィードフィードにゲストの活動を投稿」のカスタム項目をそのセクションに追加してください。
知らない間に自分の顧客が自社のイベントに参加していた、というシチュエーションをなくし、関心のある顧客のアクティビティを積極的に入手することができる、という機能です。
僕はChatterをはじめとするソーシャルネットワークとメールによるコミュニケーションの一番の違いは「能動的」か、「受動的」か、だと考えています。
ソーシャルネットワークは自分が関心のある対象を積極的にフォローし、能動的に情報を掴みにいくツール。一方メールは関心に関係なく勝手にINBOXに情報が入ってくるツールだと思います。
そしてソーシャルネットワークはオープン。メールはクローズドです。他人のメールのやりとりは見ようと思ってもみれるものではありません。けれど、ソーシャルネットワークでおこなわれている情報は、(アクセス権限に応じて)公開されています。
自分に関連のある有用な情報ソースを特定し、積極的に取り込む。そういった率先力をもったビジネスマンにとってChatterは社内の情報宝庫から重要な情報をたぐり寄せるパワフルなツールになります。
今回の機能はそういったChatterの醍醐味ともいえる部分を3rd Partyアプリで活用する具体例です。
今回のバージョン、v4 1.13にはその他下記のアップデートが含まれます。
- ゲストの詳細画面のレイアウトをリニューアル
- アンケートからドリルダウンした際に表示されるゲスト一覧の画面のレイアウトを微修正
これまでにインストールされた組織では、自動的に最新バージョンにアップグレードされています。
すごいアンケートの新規インストールはこちらから。
https://appexchangejp.salesforce.com/listingDetail?listingId=a0N30000008a7DuEAI
すごいアンケートへの機能追加「プレゼンターのパフォーマンスレポート」
すごいアンケートにプレゼンターのパフォーマンスレポート機能を追加しました。
僕はエバンジェリストとしてプレゼンを日々おこなう中で、プレゼンターは自分のパフォーマンスを客観的に定量化されたレポートできっちりレビューするべきだと常々考えています。今回追加した機能は、そういうユースケースに対応するものです。
このパフォーマンスレポート機能では、プレゼンターがこれまでに担当したイベントとその評価、そしてこれまでのパフォーマンスサマリーをグラフと統計情報で確認することができます。追加の設定は一切必要ありません。
今回のバージョン、v4 1.10にはその他下記のアップデートが含まれます。
- アンケート一覧画面で各イベントのスコア(評価平均)を表示
- 優先言語が英語に設定されているブラウザからアンケートを提出する際に発生していたエラーの修正
これまでにインストールされた組織では、自動的に最新バージョンにアップグレードされています。
すごいアンケートのインストールはこちらから。
https://appexchangejp.salesforce.com/listingDetail?listingId=a0N30000008a7DuEAI
オンラインアンケートアプリ「すごいアンケート」をリリースしました。
様々なセミナーでForce.comの技術要素を説明するためにしばしばご紹介していた「すごいアンケート」。この度このアプリをAppExchangeにて公開致しました。もちろん無償です。
http://appexchangejp.salesforce.com/listingDetail?listingId=a0N30000008a7DuEAI
*インストールにあたってはユーザーガイドをご覧ください。サイト機能を適切に設定する必要があります。
すごいアンケートは、30秒でオンラインアンケートを開設することができるForce.comネイティブ アプリです。セミナーや勉強会といったイベントにおいて思い立ったが吉時、ゲストはその場でモバイルデバイスを使ってフィードバックを入力することができます。
Force.comネイティブ アプリとは、Salesforce組織にインストールできるアプリで、メインのコードがForce.com上で稼働しているアプリです。すごいアンケートは100% Force.comだけで稼働するアプリです。
アンケート画面は超シンプルですが、モバイルでもストレスなく入力できるインターフェースを提供しています。
入力されたデータはリアルタイムに集計され、グラフ化されます。さらにグラフをクリックすることで、アンケートの回答をドリルダウンすることができます。
入力されたコメントは、Chatterのタイムラインに流れ込んできます。つまり、気になるアンケートはSalesforce上であらかじめフォローしておけば、自動的に自分のタイムラインにフィードバックが流れ込んできます。
機能ダイジェスト
- 30秒でオンラインアンケートをオープン。
- アンケートサイトのQRコードを自動生成。モバイルでもスキャンするだけで楽々アクセス。
- 自動で集計、自動でグラフ化。それもリアルタイムで。
- アンケート結果は気になる箇所をクリックしてドリルダウン。
- 重要なアンケートは「フォロー」してフィードバックを入手。
- ワンクリックでゲストに資料を送信。
テクノロジー的な見どころ
*トリッキーな箇所、という意味ではなく、Force.comの各要素がどのように実際のアプリで活用されるのかという意味で
- ハイブリッドVisualforce – VisualforceでオリジナルのLook & Feelを醸し出しながら標準コンポーネントを組み込み、楽できるところは手を抜く。
- Javascript Remoting – Javascript Remotingによって自在にApexを実行(開発効率的には多用するのがよいとはいえませんが)。
- Chatter – コメントをChatterフィードに変換し、「レコードをフォローする」というChatter独特の旨味を堪能。
- jQuery – jQuery, jQuery UI, jQuery MobileをVisualforceから多用し、アンケートをドラッグ&ドロップでソートするといった直感的なインターフェースを実装。
- サイト – サイト機能によって内部<–Database–>外部の構造を表現。
- Google Chart Tools – 本当はVisualforce Charting(Force.com組み込みのチャートライブラリ)でいきたいところですが、ドリルダウン実現のためにGoogle Chart Toolsを使用。要件によっては外部ライブラリを活用するのはもちろんアリでしょう。
AppExchangeページから「テストドライブを利用」をクリックいただくと実際のアプリのデモ版を触ってみることができます。
また、githubでソースをすべて公開しています。各テクノロジーの実装方式の確認にどうぞ。
https://github.com/nkjm/sugoisurvey
Enjoy.